iPhoneの写真アプリでの簡単な画像編集は非常に便利なのだが、塗りつぶしは透ける場合があるらしい。
今回はこの透ける場合がある現象について、確認をしてみたのでその結果をお伝えしたいと思う。
ざっくりいうと
iPhoneの純正写真アプリで、マーカー機能を使用して見かけ上は塗りつぶされているとしても、「明るさ」と「コントラスト」を変更することで、塗りつぶしていた部分が透けて見える場合があるということ。
これは、マーカー機能が仕様上透明であり、塗りつぶすための機能ではないことが原因。
再現
まずは、塗りつぶす画像を準備し、赤丸で囲ったマーカー機能で塗りつぶす。
これでパッと見はしっかりと塗りつぶされているように見える。
これに「明るさ」と「コントラスト」の変更をしていく。
まずは、「明るさ」を上げる(右側にスクロールする)。
するとうっすらと何かが見えてくる。
次に「コントラスト」を下げると少し見づらいがマーカーで隠していた文字が透けて見えてくる。
※この場合は「文字が透けるかの確認」
おわりに
マーカー機能はひと書きで広範囲を塗りつぶすことができるので、扱いやすかったのだが、こうなってしまうと塗り潰しには絶対に使わないようにしたい。
私の環境では、マーカー機能でも何度も繰り返し繰り返し同じ場所をマーカーでなぞり続けると透けなくなることを確認できたが、何度も塗り続けるのは非常に面倒なので、マーカー以外の機能を使って塗りつぶせば良い。
また、マーカー以外では透ける現象は確認できなかったが、使用するアプリを変えたり、機械学習等で復元できるようなツールが今後出てくるような可能性も考えられるため、どうしても表示したくない情報であれば、表示したくない情報に別の画像や矩形で上書きしたり、そもそも載せないという対策をした方がよいと思われる。
ネットワークに接続することで、簡単に大量のデータを得られるというのは非常に便利なのだが、簡単に大量のデータを搾取されるとも考えることもできるので、色々と大変だ。。。