私は勤続年数5年程度の20代プログラマーだ。
年々担当プロジェクトが増え、仕事には非常に恵まれているのだが将来的なことを考えるとやっぱりプログラマーでは一生食べていけるとは到底思えない。
その理由をお伝えしたい。
私の基本情報
高校卒業後、大卒の称号が欲しいがために某大学に進学。
大学では大卒の称号を得るために1年程度在学していたが、私はIT系に進みたかったし大卒の称号が必ず必要なものでもなく、それよりも実務経験の方が大切だと思ったので、わずか1年で中退することにした。
そして、新人研修が非常に充実している今の会社にプログラマーとして3年だけ働こうと思って入社することになった。
というのも、私は今の会社とは別にもう1つの会社の方に入社したかったのだが、そこはベンチャー企業であり非常に壁が高いように感じた。
そのため、新人研修が充実している今の会社で力を付けて、次に行こうと思っていたので3年以上在籍することはないと思っていたのだが。。。
現在は小規模プロジェクトのリーダーや若手のOJTなんかも担当させてもらっている。
将来性がないと思う理由
プログラマーなんてのは将来性(一生食べていける見込み)はない。
そう思う理由は。。。
バブル状態
プログラマーの需要は今めちゃくちゃ高い。
そのため、どんどん会社に人は入って来るのにそれでも足りず、開発期間変更だったり開発凍結だったりということが非常に多い。
これは一見非常に良い傾向なように思えるが、これが10年20年経った時に同じかどうかわからない上に今は20代でも20年も経てば40〜50代目前。
この時は脳もどんどん衰えていく上に同年代のプログラマーがうじゃうじゃいるので、その時の若者達から確実に煙たがられる。
下手すれば人数が多すぎてリストラの危険性すらある。
効率良くするとさらに仕事が増える
これが意味がわからない。
普通は作業を効率良くすればするほど残業なんてする必要はなく、早く帰れると思う。
しかし、違う。
仕事が多すぎるが故に空いた時間に本来の作業と同じ規模のやつをドンと追加される。
意味がわからない。1人月って1人が1ヶ月一生懸命頑張って得られる規模だ!
それを2人月分なり3人月分なり意味がわからない。
それでも給料は残業代分しか増えないという虚しさ。
常に納期に追われる
担当するプロジェクトが多くなればなるほどだが、毎週ないしは数日起きレベルで納期に追われ続ける。
月曜日にあれを出して、火曜日にはこれ、木曜日は。。。
みたいな感じで納期に追われ続ける。
無駄なシステムが多い
利益重視のシステムが多く、そもそも開発することだけが目的だったりもする。
未だにIT化を進めていないところが数多くあるので、もうしばらくは大丈夫だと思っているがそれにしても酷いシステムが多い。
今はお客さん側もあまり詳しくないから、はいはいいっているだけかもしれないが、詳しいお客さんが多くなってくると今のシステムの酷さに気づくのではないかと本気で思う。
誰が使うの?ってくらいの不要な機能に大きなコストを掛けて、お客さん側から搾り取るだけ搾り取って。
こんな仕事がいつまでも続くとは到底思えない。
脳が悲鳴をあげる
残業が多い上に日々新しいスキルを習得する必要がある。
睡眠時間を返上して新しいスキルの習得をしても、そのスキルはすぐにオワコン認定される。
これを40歳、50歳、60歳と続けることができるとは到底思えない。
新しいスキルを習得しなくても仕事はできるが、効率やセキュリティ等の問題が多くなってくるからそういう人と仕事をすると本当に迷惑だ。
一文字変数だらけの数百行に及ぶメソッドやら同じことを何度も繰り返している激重コード。
書いた本人すら説明できないような謎コード等。
日々ストレスにさらされすぎて少しずつ人は減り、辞めた人の大半はもうこんな仕事をしたくないと言う。
ただし悪いことだけではない
高度なスキルを身につけることができれば、会社に依存した働き方を捨てることができるので悪いことだけではない。
高度なスキルを身につけていれば、年収なんて圧倒的に上がるし、フリーランスで週2〜3日程度だけプログラムを書いて残りは自分の好きな時間を過ごすという方法も考え方によってはできる。
短時間で資金を集めて空いた時間で好きなことをする。
そんな素晴らしい生活を実現する手段の一つとしては、プログラマーという職業は非常におすすめだと言える。
おわりに
安定した生活を求めているのであれば、プログラマーには絶対になってはいけない。
安定なんてものはないし、安定を求める真面目で優秀な人ほど期待に応え続けようとして疲弊して鬱になってしまう。
そんな無駄なことはして欲しくないので、プログラマーになるべき人は以下の条件を1つ以上満たせる人だと思う。
プログラマーになるべき人
- 短時間で資金を集めて自由に暮らしたい
- 仕事の安定よりも面白さを求める
- 今が楽しければそれで良い