私は現在プログラマーを本職として働いているが、転職を考えている。理由はプログラマー以外のこともしたいし、週5でプログラマーをしていると息子との時間もほとんどないからだ。
仕事の日は毎朝1時間だけ息子と戯れて、夜帰る時間には既に眠りについている。休みの日に遊ぼうにもデスクワークで鈍りきった体では、体力が続かず思うように相手ができない。
自分と息子の時間を犠牲にしてまで、週5プログラマーを続ける意味があるのだろうか。
その意味を見出せないまま時間ばかりが過ぎていき、転職すべきか残って安定した生活を守るべきかを悩み続けている。
そんなある日、転職しても同じ(週5勤務)だし、リスク分散させた在宅ワークの方が勉強もできて良いのではないかという結論に至った。
今回は在宅ワークを始めるために必要なことをご紹介する。
はじめに、私の基本情報
高校卒業後、大卒の称号が欲しいがために某大学に進学。
大学では大卒の称号を得るために1年程度在学していたが、私はIT系に進みたかったし大卒の称号が必ず必要なものでもなく、それよりも実務経験の方が大切だと思ったので、わずか1年で中退することにした。
そして、新人研修が非常に充実している今の会社にプログラマーとして3年だけ働こうと思って入社することになった。
というのも、私は今の会社とは別にもう1つの会社の方に入社したかったのだが、そこはベンチャー企業であり非常に壁が高いように感じた。
そのため、新人研修が充実している今の会社で力を付けて、次に行こうと思っていたので3年以上在籍することはないと思っていたのだが。。。
現在は小規模プロジェクトのリーダーや若手のOJTなんかも担当させてもらっている。
在宅ワーク?
前置きが長くなったが、まずは在宅ワークにどんなものなのかをご紹介する。
データ入力
個人的な思い込みかもしれないが、一番最初に思い浮かぶのはデータ入力。クライアントから提供されたファイルから、データ入力を行ったり紙で渡された資料をデジタル化したり。
タイピング(文字入力)さえ出来れば、できる案件が多く誰でも始めやすいという大きなメリットがある。
一方で誰でもできるが故に単価が低く、大きな成果は見込めない。
記事作成・ライティング
次に思い浮かぶのは記事作成・ライティングの案件だろうか。クライアントによってテーマは異なるが、そのテーマに沿って何文字以上や1文字何円みたいな感じで作成する。
もちろん専門的なことに限らず、自分の好きなことや得意なことを記事にしても良い。
あなたの当たり前は他の人の当たり前とは必ずしも一致しないため、場合によっては長期的な高額報酬も見込めるかも。。。
家で簡単なものを作る仕事
主に内職と言われる仕事。クライアントから様々なパーツが送られてきて、それを組み立てたり、シールを貼り続けたりといった単純な作業を大量にするものが多い。
誰でも気軽にできる一方で、気軽にできるが故の低単価と頭がおかしくなりそうなくらいの単純作業の無限ループ。これだけのストレスに耐え得る忍耐力がないと長く続けることは難しいだろう。
プログラミング
最後にプログラミング。プログラミングと一言で言っても種類が多いのだが、その中でもWebデザイナーの案件だ。
Webデザイナーであれば、リモートの案件が多く少し検索しただけでも数多くヒットする。専門的なスキルが必要であるため、単価も他と比べると比較的高い。
勿論、将来的な安定なんてものは絶対にないが、一時的な羽休めや次の高みを目指す上での繋ぎ等には非常におすすめだ。
余談だが、私は普段プログラマーとして働いているが、デスクトップアプリ(.exeや.app形式の実行ファイル)を作る方が圧倒的に多くWeb系の案件は1割にも満たない。
それ故に今の状態で在宅ワークの案件を取れるかというとそうでもなく、案件を取れても客先常駐になる可能性が非常に高いものになるだろうから、Web系志望にしとけばよかったかなーと後悔することもあるが、どっちも経験できて良かったと考えるようにしている。
在宅ワークのメリット
前置きが長くなったが、次は在宅ワークのメリットをご紹介する。
家族との時間ができる
私が感じる一番のメリットはこれだ。出勤しないのだから、場合によっては一日中家族と過ごすということもできる。
会社のお偉いさん程、家族のためだとか言って朝早くから夜遅く、休みもほとんどなく仕事をする人を見かけるが、これは本当に家族のためなのだろうか。
当人が居なくてもお金さえ持って帰って来ればまわるのであれば、お金さえあれば当人は不要なわけで、いくらでも代用が効くように感じる。
そんないくらでも代用が効くような存在になってしまって本当に良いのだろうか。特に子供が小さな時期こそ多くの時間を側にいて過ごして、できる限り多くのことを教え、逆に教えられ。
大きくなってからも、昔はどうだったとかこうだったとかを気軽に話せるような仲であることが理想だと考えている。
前者の場合は、家族のため家族のためと言いながら、仕事に没頭して家族との時間なんて放置してきた結果リタイアして振り返ってみると何も残っていないという悲しい未来しか私には浮かばない。
それよりかは、在宅ワークのような柔軟な働き方をして家族との楽しい時間を過ごし、明るい未来に向けて進んだ方が良い。
通勤時間不要
在宅ワークであれば、自宅から一歩も出らずに仕事をできる。満員電車や通勤時の渋滞等。皆さんも一度は経験したことがないだろうか。
私も一時期満員電車での通勤をしていたが、人人人。もうびっくりするくらいの人に囲まれて、身動きも取れないまま朝から疲れ果てる日々を送っていたのが印象的だ。
現在は車通勤なので、満員電車のストレスからは解消されたが、車通勤時には運転以外のことをできないので、その時間を無駄にしている感じがして非常にストレスを感じている。
故に満員電車に揺られる日々や渋滞でのイライラとさようならできるというのは非常に大きなメリットだ。
時間にゆとりができる
時間にゆとりができるのは非常に大きなメリットだろう。日本の会社員であれば大抵の会社は、年功序列のところが多くどれだけ成果を上げるかではなく、どれだけ会社に居たか(残業時間を含む)で稼ぎがよくなる。
故に効率化効率化と叫ばれ、効率良くしても結局は何もしない人達の方が表面上会社に居る時間が長く、多く稼いでいたり偉かったりする。
この現状をどう考えるかはその人次第だと思うが、ここで大切なことは在宅ワークであれば、効率化すればする程時間にゆとりができるということだ。
短時間で多くの成果を上げられれば、短縮した時間分のゆとりがそのまま還元される。そして、その時間を使ってさらなる高みを目指したり、ご褒美の時間にしたりと非常に素晴らしい時間を過ごすことができるようになる。
あぁ、これだけでも在宅ワークに切り替えようかと思うわ〜。
在宅ワークのデメリット
とは言え、在宅ワークには大きなデメリットが多いのも事実。
収入が安定しない
在宅ワークは自分の結果がそのまま反映されるので、収入は安定しないと思った方が良い。案件を探すのも大変だし、ボーナスなんてものはない。
さらに有給なんてものはないので、体調を崩してしまえば、その分だけマイナスになる。今までは嬉しくて仕方がなかった長期休暇もこれから楽しめるかどうか。。。
ローンを組むのが難しい
意外だと思われるかもしれないが、ローンを組むのも難しくなる。会社員であれば、安定した収入があることをある程度は確約されているので、よほどのことをしない限りはローンで引っかかることは少ないと思われる。
しかし、前述の通り収入は安定しないので、ローン会社も収入が安定せず返してくれる可能性の低い人には貸してくれない。
ローンを組む予定の人は会社員時代に組んでおくことが賢明だろう。
未経験では単価が低い
これは仕方がないことだが、未経験 = 誰にでもできる仕事というのは市場価値が非常に低いため単価が低い。
誰でも簡単に〜なんて宣伝をしているものなんてあり得ない話だ。なぜなら、誰でもできるくらいの価値しかないためだ。
これは個人的な考えだが、努力もしないで得られるものなんてない。今活躍している有名人達だって、幼少期から同じことを続けていたり、みんなが遊んだりだらけたりしていた時間に少しずつ努力を積み重ねてきた結果その位置に登り詰めている。
そんな今までの積み重ねを努力もしないで得られるなんて思わない方が良い。故に未経験のままでは、単価が低いのは仕方がないことだ。
おすすめの在宅ワーク
私が考えるおすすめの在宅ワークは「WEBデザイナー」と「動画クリエイター」だ。
「WEBデザイナー」であれば単価が高い上に案件が多いし、「動画クリエイター」であれば今流行りのYoutuberやVtuber的なのを目指すこともでき、今よりもっと豊かな生活を送れる可能性を秘めている。
いずれにしても安定なんてことはないが、人生に楽しさを求めるのであれば一度は挑戦してみた方が面白い。
でも、スキルがない。。。
スキルがないと始められないが、そのスキルを身につけることは努力次第で誰にでもできる。だから、諦めないで欲しい。
大切なことは一歩踏み出し、続けること。
もちろん人には普段の生活スタイルや考え方の違いから多少の向き不向きはあるが、最初できなくても焦る必要は一切ない。
誰でも始めてのことは上手くできないし、あなたが今得意だと思っていることについても最初から得意だったわけではないだろう。
失敗して、何が悪かったのかを考え、考えた結果を試す。それでもダメだったら、もう一度。それを繰り返し繰り返し改善し続けたから、今のあなたがあるわけだ。
だからこそ、最初からできなくても焦る必要はない。同じように繰り返せば良いのだから。
心配であれば、通信講座という形ではじめ方を学ぶこともできるので、まずは資料請求から始めてみると良いと思う。
まとめ
今の時代、いつ会社が潰れるかわからないし、終身雇用なんてものはただの幻でしかないため、早め早めのリスク分散を心がけた方が良い。
今すぐに在宅ワークを始めるという時間がなくても、知識だけインプットしておいてみたり、副業として始めてみるだけでも今後の様々なリスク軽減に繋がるので是非とも検討して欲しい。
前述の通り、通信講座という形ではじめ方を学ぶこともできるので、よかったらどうぞ。